「重力奏法」概論

公開日: 2019年11月28日木曜日 ピアノ 持論 重力奏法

こんにちは、リトピです。

近年、ピアノ奏法の一つとして大注目されているのが「重力奏法」です。しかし、その奏法を書籍やウェブ等で調べてみても、いろんな表現・説明があって「うーん、いまいちわからない!」って人、結構多いのではないでしょうか。

当ブログでもこの「重力奏法」についてアレコレ説明していますが、今回は「少なくともこの記事さえ読めば、重力奏法とは何か?がわかる!」という内容で進めていきます。

「重力奏法」って何?

「重力奏法」は「重量奏法」とも呼ばれますが、これは文字通り「重力」を利用した打鍵です。この「重力」をどう利用するか?というのが「重力奏法」の大きなポイントとなるのですが、ここで一つ注意していただく点があります。

実は……大半の書籍*やウェブサイト等で説明されている「重力奏法」(「重力」の利用方法)には、大きな誤りがあるんです!!

そのため、当記事ではこれから、巷で言われている誤りのある解釈の重力奏法を「(誤った)重力奏法」、科学的実証を経て解明された正しい解釈の重力奏法を「(真の)重力奏法」と表記し(両者の詳細は、記事「重力奏法を徹底解剖!」を参照)、両者がどんなものなのかを簡単に説明していきます。

*) 「(誤った)重力奏法」が紹介されている残念な書籍の例

「(誤った)重力奏法」とは

上記で挙げたような書籍や大半のウェブサイト等では、「(誤った)重力奏法」をこのように説明していることが多いです。

  1. 鍵盤・指先に腕の重さを乗せなさい
  2. 乗せる腕の重さを変えて打鍵しなさい
  3. 腕の重さに耐えられるように指を鍛えなさい
  4. 重力奏法は脱力奏法だ

この説明(1), (3), (4)を図にすると、こんな感じになるでしょうか。

図1. 「(誤った)重力奏法」のイメージ1

また、説明(2)としてシーソーを例にこういう説明をすることがあります。

図2. 「(誤った)重力奏法」のイメージ2

上記のような説明を見慣れている人たちにとっては、「えっ、これのどこが誤りなの?」「出版されている書籍が紹介している「重力奏法」に大きな誤りなんてあるわけないじゃん!」と言いたくなるでしょうが……

なぜ、これらの説明に誤りがあるのでしょうか。以下で考えてみましょう。

「(誤った)重力奏法」の大きな誤り

巷で言われている「(誤った)重力奏法」の大きな誤りは、以下の3点です。

  1. 腕の「重さ」は変えられる
  2. ピアノの音量は、鍵盤に乗せる「重さ」で決まる
  3. 指を鍛えれば、力を使わずに腕の「重さ」を乗せられる

さて、なぜ上記3点が大きな誤りなのでしょうか。以下で説明します。

誤り1. 腕の「重さ」は変えられる

図2のシーソーを考えてみると、確かに、鍵盤に乗せる重りの重さを変えると、上手く打鍵できそうな気がしますが……ちょっと待った。

ここで中学物理を思い出してみましょう。物体の「重さ」は、「質量 x 重力加速度」で表される【力】の一種**ですが、そもそも腕などの物体の質量はそう簡単には変えられません。さらに、地球上にいる限り、重力加速度も一定です。

……っということは、我々が地球上にいる限り、腕の「重さ」なんてものは、絶対に変えられません!

ここで、腕の「重さ」を変える代わりに、「手首だけ」「前腕 + 手首」「上腕 + 前腕 + 手首」「身体 + 上腕 + 前腕 + 手首」のように、部位ごとに鍵盤に乗せれば、鍵盤に乗せる「重さ」を変えられる、という主張が見受けられるが、それだと「重さ」が離散的なので、音量も離散的になる。それって、音楽としてどうなの?

**)重力と重さの関係の詳細については、記事「秤を使った練習に苦言」を参照

図3. シーソーに乗せる重さを変えるためには、重りそのものを変えなければならない。そのため、もし腕の「重さ」を変えたければ、腕そのものを変えなければならない。腕の「重さ」を変えることができると言う人は、もしかしてサイボーグ!?

「……ん?じゃあ、どうやって打鍵することが「(真の)重力奏法」なんだ?」っと思うでしょう?それは後ほどご説明します。

誤り2. ピアノの音量は、鍵盤に乗せる「重さ」で決まる

これも、図2のシーソーを考えてみるとそんなような気がしますが……

よーく考えてみてください。いくら鍵盤に乗せる重りが重くても、ゆーっくり乗せたら、ハンマーの速度は遅くなるわけですから、ピアノから出る音量は小さくなりますよ。

図4. 鍵盤に乗せる重りが重くても、ゆっくり乗せれば小さい音量が出せる

……っということは、鍵盤に乗せる重りの重さがどうであれ、ピアノの音量調節は、ハンマーの速度(打鍵速度)さえ上手くコントロールできればいい、ということがわかります。つまり、鍵盤に乗せる腕の「重さ」なんて関係ないんです。(ピアノの音量については、記事「ピアノの音量を決める本当の要素」を参照)

「……ん?じゃあ、「(真の)重力奏法」では、どうやって打鍵することで音量を変化できるんだ?」っと思うでしょう?それも後ほどご説明します。

誤り3. 指を鍛えれば、力を使わずに腕の「重さ」を指先に乗せられる

「(誤った)重力奏法」でよく言われているのが「これは、力を一切使わずに弾ける奏法だ」というもの。でも、腕の重さは3 kgほどあります(詳細は、記事「身体は鍛えるな。感覚を鍛えろ。」を参照)。

……っということは、あの細い指に腕の「重さ」を乗せるためには、指全体・関節をものすごい力で固定させなければなりません。指を曲げ伸ばしする筋肉は前腕(手首と肘の間の腕)の中にありますが(詳細は、記事「お悩み相談室6: 指の関節が弱いのですが…」を参照)、腕の「重さ」を指先に乗せようとすると、(3 kgもある腕の「重さ」を乗せることで指がポキッと折れないように)指の関節を固めようと、その筋肉が収縮を始めます。これは、いくら指を鍛えても、変わりはありません(図5左)。

ここで「(誤った)重力奏法」には「腕の「重さ」を指先で支えているのは筋肉ではなく骨だ!」という説明もあるようですが、関節はそれ自身が勝手に(力を使わずに)固まる、ということはないので、いくら骨が強くても、指の関節がゆるゆるの状態であれば(指の関節を固めるための力が使われていなければ)、腕の「重さ」を指先に乗せることはできません(図5右)。

図5. 指先に腕の「重さ」を乗せるには、指の関節を固めるため、前腕内の筋肉をたくさん使わなければならない

「いや、そんなことはないっ!力を使わずに指先に腕の「重さ」を乗せることはできるっ!」と思っている人は、腕の「重さ」を指先に乗せる際、反対の手で前腕を掴んでみてください。腕の「重さ」を指先に乗せたとき、前腕の内部が盛り上がるのを感じられると思いますが、それは指の関節を固めるためにその内部の筋肉が収縮していることを示しています。

この筋肉の収縮をなくすこと(= 「脱力」)はできません。そうしてしまうと、腕の「重さ」に耐えきれず指がポキッと折れるので。。。

「(真の)重力奏法」とは

巷で言われている「(誤った)重力奏法」には、上記のような大きな誤りがありました。でも、腕の「重さ」が一切変えられないのなら、「(真の)重力奏法」では、何を変えて打鍵しているのでしょうか。一緒に見ていきましょう

正しい解釈1: 腕の【支えの力】を変えて打鍵する

もしかしたら世の中には、自分の腕の重さ(腕周りの重力)を変えることができるヒト(型の化け物)がいるかもしれませんが……我々凡人は、残念ながらそういうことはできません。その代わりに我々凡人は、腕の【支えの力】を変えて打鍵することができます。まずは、その支えについて説明します。

我々が地球上にいる限り、腕(に限らず地球上にある物全て)には重力がかかっており、腕がどんな状態であれ、常に【一定の力】で地面方向に引っ張られています。そのため、ピアノを弾く構えをしたとき、腕、主に前腕から先は、重力によって、常に【一定の力】で鍵盤打鍵方向に引っ張られています。

このとき、前腕が鍵盤打鍵方向に引っ張られないようにするには、上腕(肘と肩の間の腕)にある上腕二頭筋(腕を曲げる筋肉)の力を使う必要があります。そして、「上腕二頭筋による腕の支えの力」と、前腕を引っ張っている「重力」の力が等しいとき、腕は鍵盤上で停止し、ピアノを弾く構えをとることができます(図6)。

図6. 鍵盤を弾く構えがとれるのは、上腕二頭筋による腕の【支えの力】のおかげ

で、この「上腕二頭筋による腕の支えの力」を「重力」より弱めると、その「重力」の力によって前腕が鍵盤方向に下がってきます***。そうして「重力」によって腕が下がる勢いを利用して打鍵する、というのが「(真の)重力奏法」です(図7)。

図7. 「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」の解釈の違い1

***)このように、筋肉に力を入れても、その筋肉の収縮方向とは逆に筋肉が伸びてしまう現象を「伸張性収縮」と言います。

正しい解釈によるピアノの音量変化方法

さて、「(真の)重力奏法」とは、腕の【支えの力】を変えて打鍵するということがわかりましたが、これが理解できると、どうやればピアノの音量を変えられるかもわかります。

腕の【支えの力】を変えると、前腕にかかっている「重力」の利用度合いが変わりますよね。っということは、音量(ハンマーの速度(打鍵速度))を小さくしたければ、「重力」の利用度合いを小さくするために腕の【支えの力】を大きくしておけばいいし、逆に音量(ハンマーの速度(打鍵速度))を大きくしたければ、「重力」の利用度合いを大きくするために腕の【支えの力】を小さくすればいい、ということがわかります(図8)。

図8. 「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」の解釈の違い2

正しい解釈2: 腕の打鍵の勢いにブレーキをかける

実は、「(真の)重力奏法」の説明はまだ続きます。

「(真の)重力奏法」では、腕を【支える力】を弱めて、「重力」によって腕を鍵盤打鍵方向に下げ、その勢いで打鍵するのですが……もし、そのままの勢いを保ったまま打鍵させると、打鍵の際、その勢いによって生み出される衝撃が指先に集中します(図9)。

図9. 何もせず勢いよく打鍵させると、その打鍵の衝撃が指先に集中する

また、その衝撃の後も、腕を【支える力】を弱めたままでいると、「重力」によって引っ張られた前腕の「重さ」(の一部)が指先(と鍵盤底)に乗っかることになります。

このままでは「(誤った)重力奏法」での打鍵と同じですが……「(誤った)重力奏法」では「腕の重さに耐えられるように指を鍛えなさい」という説明があります。恐らく、指を鍛えさせ、腕の「重さ」や打鍵時の衝撃に耐えられるようにしないさい、ということなのでしょう。。。

でも……なぜ、打鍵の衝撃や打鍵後に乗っかる腕の「重さ」に、あんなに細い指が耐えなければならないのでしょうか?指先がそれらに耐えなくても済む方法があれば、そちらを選択した方が良いと思いませんか。それを取り入れているのが「(真の)重力奏法」です。

「(真の)重力奏法」では、打鍵時は「重力」によって腕が鍵盤打鍵方向に下がり、その勢いがつきますが、そのとき腕を【支える力】を強めれば、その勢いにブレーキをかかるので、打鍵の衝撃がグッと減ります。さらに、打鍵後すぐに腕を【支える力】を「重力」と同じにすれば、腕にかかる力が釣り合うため、腕の「重さ」は指先(と鍵盤底)に乗らなくなります(図10)。

図10. 「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」の解釈の違い3

さて、打鍵後における「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」の大きな違いは、腕の「重さ」を指先、上腕・肩のどちらで支えるか、ということになりますが、どっちが楽なのか、イメージしてみましょう。重たい腕の「重さ」が、あの細い指先に乗るのと、しっかりとした上腕や肩が普段通りに腕を支えてくれるのと、どちらが楽だと思われますか?

図11. 「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」のイメージ3

以上が、「(真の)重力奏法」です。「(真の)重力奏法」というのは、腕の「重さ」を指先に乗せ、その「重さ」を変える……のではなく、その腕を【支えている力】を変え(利用する「重力」の割合を変え)ることによって、「重力」によって腕が鍵盤打鍵方向に下がる勢いを利用して打鍵する、だけでなく、その勢いにブレーキをかけることで指先への負担を減らしている奏法です。

小まとめ

ここで一旦、「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」のまとめをします。

    「(誤った)重力奏法」の誤りと「(真の)重力奏法」の特徴>
  1. 鍵盤・指先に腕の重さを乗せなさい
  2. 乗せる腕の重さを変えて打鍵しなさい
    実際は、上腕二頭筋の力を変えて打鍵している
  3. 腕の重さに耐えられるように指を鍛えなさい
    実際は、上腕二頭筋の力を使って指先の負担を減らしている
  4. 重力奏法は脱力奏法だ
    実際は、腕の落下コントロールや打鍵時のブレーキに上腕二頭筋の力が使われる

これでひとまず、巷で言われている「(誤った)重力奏法」と、科学的実証を経て解明された正しい解釈の「(真の)重力奏法」の違いについてご理解いただけたかな、と思います。

これで「重力奏法」概論を終わらせても良いのですが、せっかくなので「(真の)重力奏法」についてもうちょっと詳しく見ていきましょう。

「(真の)重力奏法」の欠点(?)

実は、これら「(真の)重力奏法」の特徴を見ると、「(真の)重力奏法」の欠点(?)も見えてきます。

    <「(真の)重力奏法」の欠点(?)>
    これは上腕の力を弱め、「重力」の力によって前腕を下げて打鍵する奏法なので……
  1. 打鍵に時間がかかる
    →つまり、「(真の)重力奏法」では速弾きができない
  2. 最大音量を上げるには、前腕の落下位置を高くしなければならない
    →つまり、「(真の)重力奏法」だけでは音量のダイナミクスに欠ける

「(真の)重力奏法」は、前腕を鍵盤打鍵方向に引っ張る力が「重力」だけなので、どうしても打鍵に時間がかかります(図12左)。そのため、テンポの速い曲では太刀打ちできません。

また、ピアノの音量を上げるためには、ハンマーの速度(打鍵速度)を上げなければなりませんが、打鍵時の前腕の落下速度は、上腕の力をゼロとしたとき、落とすときの前腕の高さで決まります。

落とすときの高さが高ければ高い程、腕の最終落下速度が速くなるため、ピアノの音量は大きくなりますが、その分打鍵までの時間もよりかかります(図12右)。そのため、演奏のテンポが速くなればなるほど、そのテンポに間に合わせるために音量の幅を狭めなければいけなくなります。

図12. 「(真の)重力奏法」の欠点(?)

「えっ、重力奏法って楽に速く弾ける奏法じゃなかったのか?」と思われる方がいるかもしれませんが、「(真の)重力奏法」の特徴を見る限りでは、速く弾ける要素はひとつもありません。

「(真の)重力奏法」の欠点(?)の解消方法

「(真の)重力奏法」は、【前腕を鍵盤打鍵方向に引っ張る力が「重力」だけ】という特徴が、それら欠点(?)を作り出しています。……ということは、【前腕を鍵盤打鍵方向に持っていく力】を増やす弾き方をすれば、その欠点を無くせる、というわけです。

【前腕を鍵盤打鍵方向に持っていく力】には、「肩の筋肉の力」や「上腕三頭筋(腕を伸ばす筋肉)の力」を使えばいいんです(詳細は、記事「高速オクターブ連打を徹底解剖!」を参照))。それらを十分に使えば、「(真の)重力奏法」の欠点を補うことができます(図13)。

図13. 「(真の)重力奏法」の欠点(?)を補う方法

「えっ、肩の筋肉や腕を伸ばす筋肉って使っちゃいけないんじゃなかったっけ?」「肩や腕は「脱力」させなきゃダメだって聞いたけど?」という声が聞こえてきそうですが、「重力」は地球上にいる限り一定ですから、ただ腕や肩の力を抜くだけでは、「重力」以上の力で腕の打鍵の勢いを強めることはできません。必要な時に必要な力が使われていなければ、それは「脱力」ではなく【エネルギー不足】です。

より速い打鍵、より音量の大きな打鍵をしたければ、「重力」以上の力が絶対に必要になってきます。その時に使われるのが「肩の筋肉の力」や「上腕三頭筋(腕を伸ばす筋肉)の力」というわけです。それらの力は、「無駄な力」ではなく、より速い打鍵、より音量の大きな打鍵をするための【必要な力】です。

まとめ

今回、「重力奏法」概論として、「重力奏法」というものを簡単にまとめた……つもりなのですが、こんなにも長くなってしまいました。意外と奥が深いんですよ、「重力奏法」って。

まぁ、大半の問題は、いろんな書籍やウェブ等で説明されているのが「(誤った)重力奏法」であり、その払拭の説明に時間がかかってしまったことですが。。。

まったく、そういう説明をする著者らやウェブの管理者らは、物理的な知識もない癖に「重力奏法」を語るなよな。。。恐らく彼らは、「重力」が何なのか、また「重さ」と「質量」の違いというものを何も分かっていない。オマエラ、中学生以下かよっ!!それによって読者を混乱させた罪は重いぞ!

「(誤った)重力奏法」と「(真の)重力奏法」の違いをとっても簡単にまとめると……

  • 「(誤った)重力奏法」: 腕の「重さ」を利用して弾く
  • 「(真の)重力奏法」: 「重力」によって下がる腕の勢いを利用して弾く

っという感じです。みなさまが「重力奏法」について調べたとき、そこに「腕の「重さ」」というキーワードが入っていれば、それは残念ながら「(誤った)重力奏法」ですので、みなさまは十分にご注意ください(というか、巷であふれている「重力奏法」の説明はそれしかないように思う……)。

要は、ピアノってのは、腕の「重さ」があるから弾けるんじゃない。腕には十分な【質量】があるから、「重力」によって下がる腕の勢いを利用するだけでも十分に弾けるんです。その勢いの付け方をどうコントロールするか?を考えるのが「(真の)重力奏法」です。このように、「重さ」と【質量】の違いを明確にしておかないと、上記のような正しい「重力奏法」の考察はできないです。

ちなみに、上記で「(真の)重力奏法」の欠点(?)と書いていますが、実際の考え方は……

  1. ×「(真の)重力奏法」には欠点がある!
  2. ○ 演奏する音型に沿った弾き方をすれば良い

っと捉えてください。よくある「○○奏法」ってのは、全てのフレーズに対応できるものではなく、適材適所ってのがあるんです。それを見極めずに「何でもかんでも○○奏法で弾け!」と言うのは暴論だ、と私は思います。昔、「ハイフィンガー奏法」というものが流行ったそうですが、この「重力奏法」も、正しく理解しておかないと、「ハイフィンガー奏法」の二の舞になるのでは?と私は懸念しております。

図をふんだんに使って説明した「重力奏法」の概論はここでおしまい。これさえわかれば、少なくとも「(誤った)重力奏法」に騙されることはなくなるでしょう。「重力奏法」についてもっと知りたい方は、当ブログの「重力奏法とは」のページにある記事を読んでいただければと思います。

では。

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿