コラム2: 「失敗を次に活かす」の活かし方

公開日: 2015年11月21日土曜日 持論

こんにちは、リトピです。

このコラムでは、ピアノ以外の雑多なことを書いていきます。今回は、「失敗を次に活かす」。

失敗の活かし方

「失敗を次に活かす」。とてもいい言葉だと思いますが、活かし方を間違えると、かえって別の大きな失敗を産み出すかもしれません。例えば失敗時、出来なかったことを次はやろう!!!、と意気込みすぎて、かえってやり過ぎで…とか。

これはもしかして、失敗の分析は慎重かつ丁寧に行わないといけない?

失敗の良くない活かし方

失敗した後、反省会と称し失敗の分析を行い、最終的に次は失敗しないようにと「対策」を練る、というのはよくやることだと思いますが、「対策」は、一種の「原因論」。

原因を突き詰め、「次は失敗しないように○○に気を付けよう。」という対策方法を出したところで、また別の失敗をすれば、「△△に気を付けよう。」という別の対策方法が増えるばかり。それ、全部気にしながら演奏するつもりですか?これでは、かえって失敗におびえながら演奏し続けることになってしまいます。

失敗の良い活かし方

大事なのは失敗に対してあーだこーだ言うのではなく、まずは「気持ちの切り替え」をすべきではないでしょうか。

アナタの中には「こういう演奏をしたい!」という「目的論」的な前向きで強い気持ちがあるはず。それに向かって「失敗しないように○○に気をつけなきゃ…」ではなく「こう弾きたいから○○しよう!」と考えると、演奏も前向きになって来ると思います。

ここで重要なのは、失敗に対して「気持ちの切り替え」をする際、失敗を「忘れる」のではなく、「次はこうしてみよう!」と常に新しいことを考えることです。失敗を「忘れて」しまっては、同じ過ちを繰り返してしまいますからね。これは、先ほどの良くない活かし方で紹介した「失敗しないように○○に気をつけなきゃ…」に似ていますが、決定的に違うのは、前向きかどうか、です。

こういう考えもアリ

ちなみに、失敗とは、

( 名 ) スル やりそこなうこと。目的を果たせないこと。予期した効果をあげられないこと。しくじり。 ? 成功 「試験に-する」 「 -の原因」 「 -談」 「彼を行かせたのは-だった」
出典: 大辞林 第三版
と、言う意味ですが、特に研究分野では「予期した効果をあげられないこと」は、新たな発見につながることがあるんです。それって失敗といえるのでしょうか。

かの有名な発明王トーマス・エジソン氏は以下のようなことを言っています。

わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ。
それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ。
これを、単なる強がりと捉えるか、そういう気持ちで取り組むから最後に大成功できる、と捉えるかはアナタ次第。 ただ、何度も同じことを繰り返すのではなく、エジソン氏のように、自分の持っている大きな「目的」に向かって、絶えず試行錯誤することが大事。これは上記で説明した「「次はこうしてみよう!」と常に新しいことを考えること」と考え方は同じですね。

個人的には、こっちの「物事に失敗なんてない。すべての出来事が成功なんだ。」という考え方をオススメしたい。もちろん、その小さな成功結果は、大きな「目標」を達成するために、常に新しいことを考えるための糧にしないとダメですよ。

では。

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